実は先日、うまれてはじめてクレジットカードの不正利用の被害に遭いました。※厳密に言えばデビットカード
バンクーバーではよくあることだと聞いていましたが、三年半そういう事は一回もなかったのと、仕事開始して朝一番のお客様をカット、カラーする直前に気付いたのでさすがにテンパった僕。
とりあえず不正利用されたらカードを止める。
被害を拡大させないためにもこれが一番大事です。
僕が被害に遭ったカードはカナダの大手銀行TDトラストのデビッドカードです。お金が返ってくるか心配していましたが、無事に返金されました。どのように対応したのか、この記事でお伝えしようと思います。
・不正利用に気付いて困惑
朝一はいつも少し早めに出勤してスタッフルームにてコーヒーとナッツのみの朝食をとりながらその日1日のクライアントのカルテを眺めながら1日の段取りを頭の中で考えるのが僕の朝のルーチンワークなのですがたまたまネットで私のTDデビッドカードのアカウントをみてみたら、なんか金額がおかしい??と違和感を覚えました。
カナダの大手銀行であるTD bankはeasy webによっていつでも自分の利用履歴が確認できます。
とても便利ですよね。
アプリもありますが、日本からカナダのアップルストアに変更しないとダウンロードできません。
なんとなく利用履歴を見ていると前日に2回も見に覚えのない金額が引き落とされていました。
ドアダッシュ(日本でいうウーバーイーツ)で何やらフードを注文したことになっており、60ドルと68ドル合わせて128ドル。
うわーついにきたかー。。。って感じで正直少し動揺しました。
幸い大したことない金額だったので休みの日なら銀行へ速攻行って済む話ですがその日はありがたいことに終日予約がいっぱいだったからです。
そもそもデビットカードに使用制限のリミットをかけているかも覚えてませんでしたしこの後大金を使われるとめんどくさくなりそう。。
ちなみにカードは落としたことはないですし、他の誰かの手に渡ったことはないはずです。どうやってスキミングとかってされるんだろう。。
確かにそれは僕のメインのデビットカードなのでいくつかの支払いはこのカードです。
しかし最近はCIBCという銀行のキャッシュバックがかなりいいため、amazonなどネットショッピングも含め、ほとんどの支払いをCIBCのVISAカードを利用してます。
どこから漏れたかなんてわからないけど、ほんとにこうゆうことする人ってある意味すごいですよね。それに自分の情報が漏れて大切なお金が勝手に使われるってほんとに怖いですよね
少し余談になりますが、カナダの投資信託は日本よりはるかに利率がいい気がします
そのため僕は普段、投資信託の相談に乗ってもらってる日本人スタッフがいるダウンタウンのTDの店舗にいつもお世話になっています。
普段の銀行手続きくらいなら英語で問題ないのですがインベストの話を英語で説明されても100パーセントの理解ができないためその辺は使い分けています。
とりあえず緊急なので日本人の人に詳しいことを聞きたいと思い、内線を使って日本語スタッフに電話を試みます。
でも今は繋がらず自動音声になったので、自分の名前、電話番号をメッセージに残して折り返し電話をもらうことにしました。
・銀行でカードを止めて新しいカードを発行してもらう
しかしここはカナダ、日本のように待ってるだけでは何も解決しません!!!
もちろん折り返しの電話もすぐにはかかってきません!!笑
とりあえずカードを止めるため、どのタイミングなら銀行へ行けるか考えることにしました。
意外とすぐに解決しました
なぜならよく来てくれる可愛いイギリス人のおばあちゃんが12時からのクライアントで毎回ブロンドのハイライトと根元のカラーをするんですが肌が弱いためアンモニアフリーのカラー剤で根元を染めるんです。
ここまでで美容師以外の人からは僕がなに言ってるか意味不明??だと思いますが要はノーアンモニアカラーは染まるのに約40分かかるんです。
これは千載一遇のチャンスだと思い、
迅速かつ丁寧におばあちゃんのリタッチをし、少しだけ離れるからリラックスして待っててね😄😄と笑顔を見せたかたわら、内心何としてもこのミッションを40分以内に済ませて戻らなければと初めて『走れメロス』の主人公の気持ちが理解できたような気がしました。
そしてすぐ店から歩いて5分のところにある1番近いTD店舗に向かうことに。
店舗についたら少しの列ができていました。 orz
とりあえずバーコードを読み取って順番待ちに登録。
幸い10分程度で呼ばれ、とにかく誰かに使われたこと、今のカードを止めてほしいことを伝えます。
こんな感じで伝えました
Someone skimmed the card and used it. I would like you to stop it immediately and refund my money.
そして、望み薄ながら日本人スタッフがいるか尋ねてみると、、「あと3分で日本語が喋れる人がくるわよ。あ、彼ちょうど来たわ。」なんていいタイミング (神)
日本人ではなくちょっとカタコトな外人さんでしたが、緊急時に日本語が通じるのはとてもありがたかったです。
事情を説明すると新しいカードをすぐに作ってくれて、不正利用の金額も数日後振り込まれる予定とのことでした。カード番号が変わりとりあえず安心。窓口での対応はあっという間で10分くらいで全て終わりました。
トータル30分以内でミッションクリアできた僕は無事ブリティッシュのおばあちゃんの元に戻ることができました㊗️
その後TDの日本語窓口の方が私のメッセージを聞いてお電話をかけなおしてきてくれて、詳しく話を聞くことができました。不正利用についての補償はどうなってますか?と聞いたところ、不正利用された金額は調査でわかれば返ってくると思いますが、補償っていう補償はないんですと言われました。
補償ないってよくわからなくてもやもや。
でもきっとこういうのは絶対返ってくるよ!とも言えないのでしょう。
被害額が100ドルを超えた場合は調査が入るらしく、結果がわかるまで1、2週間かかるとのこと。そして不正利用が確認されたら返金されるようです。
でも不正利用が証明されるかどうかってわからないですもんね。だからやっぱり自分の身は自分で守るしかないわけで。
対策について色々考え直さないといけないと思いました。
今回は金額がそんなに大きくなかったのと、すぐに気付けて被害が広がらずに済んだためまだ良かったのかなと思います。
不正利用された金額も、1週間後に無事返金されてとても安心しました。
結局は何が原因でお金が使われたのかなんてわからないため、本当の解決というのは無いのです。
犯人がどこの誰かもわからないしなんだかモヤモヤしますよね。どんなことも理由がはっきりわかるまで気になってしまうタイプの僕には今回の件、ほんとにモヤっとさせられます。
ネットの技術が進んでとても便利な反面、こういう犯罪はあとをたたないのでしょう。
まさか自分が巻き込まれるなんて思ってもみませんでした。
みなさんもカードの使用履歴をこまめにチェックするなど、不正利用には十分気をつけてくださいね。
結論
店舗へ行けば30分程度でカードを再発行してもらえる
返金には一週間程度はかかる
大体の場合お金は返ってくるが100パーセントの保証はない!!
皆さんも気をつけてくださいね♪