こんにちは岳です。
今日は誰もが書きにくいし、聞きにくいところ・・・
そう給料(お金の話です)
バンクーバーで美容師するとチップをもらえるから日本より稼げるって聞くけど・・・
本当に全額チップもらえるの?
何%もらえるの?
カラーとかしてそもそも値段が高くてももらえるの?
今日はこういった疑問に答えます。
〜前置き〜 重要なので必ずお読みください。
今回、個人情報はもちろん出さないようにして実際の感じををわかりやすくお伝えするためにレシートの写真を使いますが、
あくまでチップは僕らのサービスに対してお客様の満足してくれた気持ちをお金にしていただけるのであって、この金額が多いとか少ないとかそういうことを言いたい意図は全くありません。
あくまでチップ文化のあるカナダで美容師をしようと思ってる方の収入の目安になれば良いかと思い書いてますのでその辺りご理解のほどよろしくお願いします。
もくじ
①バンクーバーのチップについての疑問に答えます
②とある日曜日の仕事内容とチップの内訳をレシート付きでご紹介
■①バンクーバーのチップについての疑問に答えます
実際、海外で働くにあたって気になるのがチップだと思います。
質問①バンクーバーで美容師するとチップをもらえるから日本より稼げるって聞くけど・・・
答え:だいたいチップだけで月1000ドル(8万円)以上の収入にはなります。がアシスタントを使ってでも日本で200万-300万以上売り上げを上げてるスタイリストの方なら日本の方が稼げる可能性が高いです。
少し深掘りしていくと、カナダのフルコミッション美容師の役職などない場合の給料の%は40-50%で、
アシスタントはだいたい使わないところが多いイメージです。(今後変わってくるかもしれませんが。。)
バンクーバーで美容師の友達結構いますがだいたい一人であげれる売上が8000-13000ドルくらいのイメージです。
(もちろん週休二日、8時間労働です)
仮にわかりやすく10000ドル(80万くらい)を上げたとして45%のコミッションだと4500ドル+チップという感じになるので
日本円にすると約50万いかないくらいでしょうか。(ここから税金が引かれるので手取りではありません)
悪くないですが日本で200万以上やってる方ならもっと稼いでる人も多いと思います。
質問②本当に全額チップもらえるの?
答え:美容師はほぼ100パーセントもらえます。
質問③何%もらえるの?
答え:15-20%をトータル売上からもらえます。
例: メンズカット40ドル→チップ6-8ドル(700円くらい)もらえるイメージ。
質問④カラーとかしてそもそも値段が高くてももらえるの?
答え:料金が高くてもほぼ変わらず15-20%もらえますがトータル金額が400ドルとかを超えると%も少し下がるイメージです。12%とか。
まぁ普通の話ですね、、
僕も両親がバンクーバーへ来た時、カニが食べたいというので高級チャイニーズレストランへ行き時価の蟹を食べたらお会計700ドル(57000円)近くなったので焦ってチップ12%にしました。普段は15-20はサーバーさんのサービスによって払いますがあの時はびっくりして20パーセントは無理でした。。。笑
(話は逸れますが、、、たまに日本人観光客だろうなーという子たちがチップゼロでいいいよねーとか話してるのが聞こえますがあり得ません。日本人として恥ずかしいので受けたサービスに対してはちゃんと払うか嫌なら外食はやめて家で食べましょう)
■②とある日曜日の仕事内容とチップの内訳をレシート付きでご紹介
イメージが湧きやすいように僕のここ最近の日曜日の1日の売上とチップを伝票付きで公開しちゃいます!!!
(もちろん個人情報には配慮しております)
・客数 2名
→Aさん カット+wカラー【ブリーチ込み】
→Bさん シャンプーブローのみ
ここでみなさんの言いたいことはわかります
日曜なのに二人しか来ないの?!
はい。
しかし日曜日はそもそも5-6時間しか働かないのでこれでも時給換算すると結構すごいと思うのでまぁ最後まで聞いてください、というか見てください。
見にくい方のためにザッと書くと、(税前)
Aさん→ カット、カラー、ブリーチ、シャンプー購入
カット→50ドル
カラー→260ドル
ケアブリーチ(ブリーチに混ぜるトリートメント)→5ドル
パープルシャンプー(商品購入)→24.65ドル
total→358.36ドル(税込)
に対してチップ64.50ドル。
続いてBさん
シャンプーブロー→26.25ドル(税込)total
所要時間 30分
に対してチップ10ドル。
結果、この日の給料はというと・・・
僕のコミッションパーセンテージは会社の都合上言えませんが、バンクーバーの平均45パーセントで計算すると、、
技術の売上が340ドルの45%で→153ドル。
商品を売った25ドルの10%で→2.5 ドル。
チップは100%もらえるので二人分合わせて→74.50ドル。
この合計230ドル(2万円くらい)が僕のこの日曜日1日の給料になります
掃除とかを除いて実質5時間くらいしか働いてないので
時給に換算すると46ドルくらいになります
悪くないですよね!
なのでお客様が1日で二人だけだと日本で美容師やってる感覚だと成り立たないと思いますがバンクーバーだと
時間効率次第で稼ぐこともできるんです。
とは言え、チップの74.50ドルがかなりありがたいことは間違いないので
チップ文化のある国で美容師をされる際はチップはちゃんともらえるけれど
そのチップはあなたのサービスに対してお客様が満足したことに対して発生していることをしっかり受け止めて
精一杯の技術、接客をすることが大切ですよね。
とは言え日本のように変にへりくだったりする必要は一切なく、プロフェッショナルとしてしっかりやれば問題なしです!!!
◾︎まとめ
バンクーバーでは売上に対して15-20%のチップがもらえますがそれを文化だから当たり前と思わずに日本の最高の技術を提供し喜んでもらいましょう。
ちなみに10%以下だった場合は接客か技術に問題があった場合がほとんどだと思うので見直しましょう。
今回はバンクーバーのチップについてお話ししました。
これからも何気に役に立つ情報を記事にしていきたいと思います。