こんにちは岳です。
美容師さんならわかってくれると思うんですが、
お客さんに突然
『長年白髪染めしてるけど思い切って明るくしたい』
『なんならブロンドヘアーとかに挑戦してみたい。』
という、けっこう難易度の高いことを当たり前に1-2時間でできるかのようにさらっと言われることってありますよね?
そこで、
✓もくじ
1.難易度最上級の長年の白髪染め、しかも暖色を出来る限り傷めずに海外の最強ブリーチ(12%)でぬいてみた。【写真あり】
2【カラー代大幅節約可能】お家でのメンテナンス方法伝授
この記事を書いている僕は、日本大手サロンにて最速で店長就任→長年の店長経験をし2015年1800万スタイリスト受賞。【月間最高総売上330万、店販90万】2017→バンクーバーへ移住。美容師歴10年以上。カラースペシャリスト。
実体験に基づいて解説します。
①■難易度最上級の長年の白髪染め、しかも暖色を出来る限り傷めずに海外の最強ブリーチ(12%)でぬいてみた。【写真あり】
Aさん
・日本人ではないがアジア人。
・白髪は多くないがずっと白髪染めをしている
・前回2ヶ月前に明るくしたいとのことで表面メインにハイライトを入れヴァイオレットレッドをトナーカラーした。
・前回明るくしたのが気に入ったみたいで今回思い切ってブロンドヘアーに挑戦したい。
まあまあ難易度最上級だと思います。(デザイン的にではなくコンディション的に・・)
実際写真よりもっと赤いです。。。
じゃあやっていきますか!!
結論として、特殊なケースを除いて白髪染めや通常の永久染毛剤(パーマネントカラー)をしている髪の毛を明るく(ブロンドも含め)することは可能です。
少し前置きとしてですが
そこで一番大切なことは『余計な色素を抜ききること』です
大事なのでもう一度言います
『抜ききる』です。
白髪染めや黒染めなどというのは人工的な染料がたくさん入っておりその中にかなりの『赤』『オレンジ』が入っています。
アジア人の自然な黒髪はメラニン色素からできていますすが人工染料の黒とはまったくの別物です。
このメラニンと人工染料、両方をぶっ壊せるのがブリーチなわけですがよく日本でもバンクーバーでも街中で見かけるブロンドにしたかったんだけど透明感がないしなんかオレンジっぽい。っていう色は抜くのが足りないからそうなっています。
とは言え
という意見があると思います。
みんなそもそも論としてデザインとしてブロンドや明るいカラーにしたいからするのであって
痛むのは仕方ないです。(たまにダメージ0とかうたってるものやサロンがありますがケミカル使って0はありませんので気をつけましょう)ただその痛みをどう最低限に抑えてカラーを楽しむかということが重要です。
そして科学の発達とともにケアブリーチなどの10年前では考えられなかったほどダメージを抑えながらブリーチできるプロダクトも出ていますので今回紹介する実例はもちろんケアブリーチを使っています。
■ケアブリーチを使ってまず1回目のブリーチ塗布。カナダなので12%使ってます。※日本ではやってません
オキシ濃度は12%。日本の薬事法で使える濃度は最大6%。単純に2倍ですがかなりのパワーなので痛みももちろんありますが個人的な体感として6%で何回も抜くよりも断然早くて結果痛みもマシです。
もちろんこの12%のブリーチにケアブリーチを混ぜています。
ポイント:時間差と塗布量を計算して根元から自然なグラデーションになるようにしています。
■1回目のブリーチ流してどこまでいったかチェック。
まだまだめちゃくちゃオレンジですね。まあ想定内です。
■同じように2回目ブリーチ塗布してお流し終了後。
真っ白にするならもう一回行くところですが今回はブロンドアッシュ希望なのでここでブリーチはok.
まだ少し黄色が強いけどそこは秘密のトナーカラーとホームケアでなんとかなります。
■トナーカラー終了後
めちゃくちゃ寒色系に振ることが出来ました
黄色味を抑えるためあえて少し濃いアッシュに振ってますが三日もシャンプーすれば理想に近づくよと説明しています。
It's gonna be better in 3days.
■結果 めちゃくちゃ喜んでいただきチップもびっくりするくらいいただきました。
根元もグラデーションにしてるので伸びてきたときに明るい白髪染めでやったら今後、自然とオンブレみたいに出来ます。
さて次にこれをどうやってキープするかです。
2.■【カラー代大幅節約可能】お家でのメンテナンス方法伝授
結論:効果の高いパープルシャンプーを使いましょう←これだけです
説明していきます
最初の方で僕が言っていた
『ぬき切りましょう』
ここですごい差が出てくるんです
・赤っぽい色素が抜けきってない髪→トナーカラーが抜けちゃうとオレンジが出てきて定期的なカラーが必要→毎月美容室へ行くこと必須。パープルシャンプー使ってもほぼ意味なし。
・頑張ってケアブリーチして抜ききった髪の毛→質の高いパープルシャンプーを使えばそれだけでけっこう綺麗なブロンド維持できる。抜くレベルによってブロンド維持したいのか白維持したいのか調節可能←実証済み
↓わかりやすいように4回ブリーチしたお客さんの写真を見ていただきましょう↓
彼の場合は極端ですが4回ブリーチをした後同じような設定でトナーをしており
その後家で僕一押しのパープルシャンプーを使ってもらっただけで
二ヶ月後の来店時髪の毛はほんとに綺麗な真っ白でした!!!
ではオススメのパープルシャンプー紹介です
(現在2020年9月10日時点)※今後良いのが出ればリライトします
カラタスシャンプーPr
↑実際10種類以上のパープルシャンプーを試しましたが間違いないです↑
↓軽く説明
・ホワイト系カラー orアッシュ系カラー向け
・敏感肌 ・ 乾燥肌向け
・きしみや切れ毛を抑える
退色の原因となるシャンプー時に、補色することで色落ちを防ぎます。
植物が長い年月をかけて作る物質「フルボ酸」をはじめ、きしみや切れ毛を抑える8種類のうるおい成分を配合。
ブリーチ後の黄ばみを抑えて、ホワイト系やアッシュ系カラーの持続に効果的な紫シャンプー。
ノンシリコン、パラベンフリー、動物性由来原料は使っていません。天然植物性成分配合で、地肌が弱く髪の傷みが気になる人も、安心して使用できる点が嬉しい。
保湿成分が地肌と髪にうるおいを与え、ヘアケア効果も抜群です。
N.シャンプー
こちらも有名なN.ですし悪くないんですがカラタスでいいかなという感じです。ボトルキャップ開けづらいし。。
【番外編】海外では鉄板 Fanola(ファノーラ)シャンプー
これはバンクーバーのサロンで働いてるときに紹介して100本は売れたであろう鉄板シャンプーなんですが日本の方が買う前提で番外編にしてます。
ちなみに メイドイン イタリアです。
全く意味がないわけではないですがシャンプーだけで十分です。コンディショナーはお気に入りのもの使っても全然問題なしですし、パープルシャンプーとセットで買って使ってもどちらでもいいと思います。
その辺は好みでお願いします。
結論
白髪染めしててもケアブリーチを使えばできるだけ痛めずに明るいカラーやブロンドヘアにも挑戦できます。
→しかし二、三回はブリーチするのは覚悟しましょう。
信頼できる美容師さんにしっかりとベースを明るく作ってもらえればちゃんとしたパープルシャンプー使えば
かなり赤味、黄色味を出さずに実質無料で綺麗な色をキープできるはずです!
→パープルシャンプーは5分ほどしっかり髪の毛にまんべんなく塗ってから泡立て普通にシャンプーしましょう。
少しトリートメントの時のように時間おくのがポイントです。
ではみなさん楽しいヘアカラーライフを!!
PS こんだけブロンド、ブロンド言ってますが、、、
筆者の髪色は現在赤です 😂
ではまた明日。bye